人工知能やロボット、コンピューターが活躍する時代にも関わらず、今でも、全国各地にそろばん教室が存在し、多くの子ども達が通っていることをご存知でいらっしゃいますか?
しかも、学習指導要領でも小学校3年生、4年生の算数の授業で「そろばん」による計算をすることが盛り込まれています。
更に、NHKでも取り上げられています。
更に、全国珠算教育連盟の「世界に広がるそろばん」によると108の国・地域でそろばんの学習が行われているそうです。詳しくは→こちら
最近みつけた記事では、全国珠算教育連盟が東京23区のそろばん教室に通う小学生以下の子どもをもつ親を対象に
- 子どもがそろばんを始めたのは何歳
- 子どもにそろばんを習わせている理由
- そろばんを習わせて感じるメリット
の調査をされていましたのでご紹介したいと思います。
出典元:そろばんは中学受験に効く!? : 8割超の親が計算能力アップを実感―全珠連調査
子どもがそろばんを始めたのは何歳

- 小学1年生(43.7%)
- 小学校入学前(31.6%)
- 小学2年生
- 小学3年生
- 3歳未満
そろばん塾ピコ南大塚校でも、小学1年生前後で始める子が圧倒的に多いです。
小学2年生になると「かけ算の九九」を学校で習うのですが、珠算検定の9級・10級から「かけ算」の計算が始まるので、学校で習う前にかけ算の九九を学習される子もいます。
かけ算の九九は、必ず覚えるものですので、早い時期に学習をした方が、学校の勉強にも余裕が生まれるのではないでしょうか?
子供にそろばんを習わせている理由

- 計算力アップを期待(82.8%)
- 集中力アップを期待
- 理科系の成績アップに期待
- 保護者の経験から有効性を実感
- 検定で資格が取れる
- 中学受験に有利
- 理系分野に進んで欲しい
記事の中には、以下の内容も掲載されていました。
「算数がもともと得意でない子」211人の親を対象に聞いたところ、「日常の買い物や会話、学校生活など、日々の生活で好影響」80.8%、「算数の成績が向上」56.9%と算数嫌い克服にも効果があるようだ。
そろばんを習わせて感じるメリット

- 計算力がアップ
- 集中力がアップ
- 検定で資格取得できた
- 理系脳が育ってきた
- 中学受験に有利と思える
授業を行う中で感じること
そろばんは「速く」「正確」に、限られた時間の中で問題を解かなくてはいけません。そのため、結果を出している子には、かなりの集中力がついています。
どこかのサイトに、そろばんは「頭脳の格闘技」を書かれていたのですが、まさに、その通りです。(私は、座学のスポーツと言っていますが(笑))私たちのそろばん教室では、小学生のうちに2級以上を取得することを目標に授業を行っています。しかし、全員が全員、取れるものではありません。
そろばんは、比較的練習量に比例して結果が出やすいものですが、ある一定の級までくるとそうもいかなくなっていきます。ただ、珠を弾いて答えを書くだけでは合格が難しく対策が必要となります。
例えば、得意なわり算から解いて点数をあげるとか。実際の「受験」もそうですよね?何も考えずに順番通りに解くだけでは、合格できないですよね?小学生の頃から、将来の受験に備えて知らず知らずにトレーニングができるというのも、そろばんを習うメリットになるかもしれませんね。
ちなみに、私たちのそろばん教室では、3級以上は外部の検定会場に行って受験をしてもらいます。そうすることで、普段とは異なる環境に順応できるメンタルを鍛えることができるからです。
とある中学生の生徒は「会場に行ったら、小さい子が同じ級を受験していてビックリしたよ」と、報告をしてくれました。学校では、同級生しかいませんから、このような経験は、まず、できないですよね。
「よみ・かき・そろばん」と、昔は言ったものですが、感慨深いものがあります。
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