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そろばんはプログラミング教育の原点

そろばんとプログラミング教育 未分類

2020年から小学校でプログラミング教育がはじまり、小学生の習い事としてプログラミングが注目されてきました。私も以前は、Scratch(すくらっち)やUnity(ユニティ)といったパソコンを使ってプログラムを作成する授業を行っていたのですが、現在は、実際にロボットを組み立ててプログラムをロボットに転送させて動かす授業のみを行っています。

このようなロボットを制作しています。

教育事業を始めて約20年になりますが、筋道を立てて考えるチカラ(論理的思考力)は、ほんっとに大事ですね。大人の方に説明する際も、論理的思考力が身についていない方は、筋道を立てて説明してもなかなか理解をしてもらえず絵を描いたりマーカーを引いたりして

なので、子どもの頃に身につけておく必要があると感じます。

でも、プログラミング教室の授業料って、安くないですよね?多くの教室が、1万円を超えていますので「高い」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もし、同等の能力を安く身につけることができるとしたらどうでしょうか?お子さまに、習わせてみたいと思いませんか?

では、何を習わせたらいいのか?

それは

そろばんです。

そもそも「なぜ?そろばんがプログラミング的思考力を育てるのか?」をご説明したいと思います。

プログラミング的思考力を育てるそろばん

そろばんは、小学校3年生、4年生でも授業で習うのですが、数回の授業でプログラミング的思考力は身につきません。継続的に学習することで身についていきます。

まず、プログラミングは「順次処理」「条件分岐」「反復処理」を学習します。プログラミング教室で、きちんと指導するかどうかは、私にはわかりませんが、基本的な処理の流れは、以下の通りとなります。

プログラミング的思考力を育てる「順次処理」「条件分岐」「反復処理」

この中の「順次処理」と「反復処理」が、そろばんに該当します。

順次処理と反復処理の繰り返し+α

例えば、9+4+4の計算問題があるとします。1ケタの計算では、暗算でも出来てしまいますが、そろばんでは以下のように珠を弾いていきます。

ご破算(珠が置かれていない状態)から珠を置く時は、順次処理となります。0(ゼロ)の時に、当てはまります。次に、1回目の「+4」は、「6を取って10を入れる」をしますが、6以上の珠が置かれている場合に当てはまる方法で反復処理となります。

4を足すことに対して「6を取ることができる」「6をとることができない」に分かれます。「6を取ることができない」ケースは、2回目の「+4」に当てはまります。

同じ数字(4)の足し算でも、二通りの方法があります。

それが、1~9まであるうえに、2ケタ以上の計算を繰り返すとなると・・どれだけのパターンが存在するでしょうか?更に、ひき算やかけ算、わり算も加えると・・・考えるのが嫌になるほどの回数を反復処理することになります。

しかも、そろばんは、反復処理の繰り返しだけにとどまらず、限られた時間内(8級以上は30分で、かけ算20問、わり算20問、見取り算10問)に解かなくてはいけないので、瞬時の判断力も鍛えられます。

以下は、3級の問題の一部です。

3級の問題(一例)

かけ算

3級かけ算

わり算

3級わり算

見取り算

3級みとり算

これだけの数を、制限時間内に処理する訳ですから、かなり鍛えられるはずです。そろばんを続けていくと、脳がどんどん発達していきます。

プログラミング教室との比較

では、プログラミング教室に通った場合で、考えていきます。

そろばんは、決まったことの繰り返しで順次処理や反復処理を行うことに対して、パソコンを使ったプログラミング教室での学習は、想像力やアイデア、問題を解決するチカラなどを育てていきます。

よく、自宅でScratchやマイクラなどをやっているというお子さんもいますが、うまくいかなかった時はどうしているのかと聞くと、多くの子は、対処方法が分からずそのまま諦めてしまっているようです。代替案を考えて取り組むことはできても、近くに聞ける人が居ないのですから、無理もありません。これでは、問題を解決するチカラを育てるのは・・難しいかもしれませんね。

プログラミング教室のいい点は、ゼロから新しいものを生み出すチカラが育つところです。「こうしたらどうかな?」「この場合は、こうしないとダメだよね?」と、試行錯誤を繰り返して解決に導いていく過程の中で、論理的思考力や問題解決力などが養われていきます。

そろばん

  • 瞬時の判断力
  • 計算力
  • 順次処理や反復処理の繰り返しによる論理的思考力の強化
  • 成果が本人でもわかる
  • 右脳を鍛える

プログラミング教室

  • 創造力やアイデア
  • 柔軟な対応力
  • 論理的思考力
  • 問題解決力

※正解・不正解の判断が本人には難しい。

そろばんは、1~9までのたし算とひき算の繰り返しなので、年長さん(5歳)でも、意識することなく順次処理や反復処理ができてしまいます。

そろばんは、左脳の役割でもある論理的思考力を育てつつ右脳も同時に育てられるので、脳の発育をバランスよく育てるので、総合的な判断をすると、授業料以上の成果を見込めるのではないかと思われます。

もし、習い事に迷われているのであれば、そろばんは、おすすめです!

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